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スペインで服用される常備薬などについて 2

 

以 下にご案内する薬品は、スペインの家庭でごく普通に服用される常備薬のリストです。日本でもよく使われる薬品と同じ原料のものも少なくありませんが、この 説明文はパッケージ内の説明書の中でも特に重要と思われる部分だけを抜粋して簡単に訳してあるだけですので、注意事項の全訳や原料リストの訳は含んでいま せん。薬品アレルギーのある方、慢性病その他の疾患を患う方はご注意ください。

◆喉の炎症、痛み: STREPSILS / STREFEN(処方箋不要)

 

喉の炎症からくる痛みと炎症を和らげるタイプのお薬で、キャンディータイプとスプレータイプがあります。

STREPSILS:  ビタミンCを含む喉の痛みを和らげるトローチ。はちみつレモン味、いちご味、ミント味などがそろっており、味もこの種のタイプのお薬としては良い味ですが、消炎剤は含まれていませんので、のどの消炎効果はありません。

6歳以上:2-3時間ごとに1錠、24時間でMax 4錠まで服用可能。

12歳以上:2-3時間ごとに1錠、24時間でMax 8錠まで服用可能

18歳以上の方を対象に、STREPSILS ESPRAY(スプレー)があります。

STREFENのどの炎症に直接消炎剤を塗るタイプのお薬で、Flurbiprofen を含有しています。(消炎剤は喘息その他の慢性病を悪化させる性質がありますので、慢性病を患っておられるかたはご注意ください)Sptrepsilsとは違い、トローチではありません

トローチではありませんので、12歳未満の小児には不適切です。なめて5分後から症状の改善が感じられますが、1日の服用量を超過しないようご注意ください

12歳以上: 3-6時間ごとに1錠、24時間でMax 5錠まで服用可能。

◆インフルエンザ予防サプリ:OSCILLOCOCCINUM (ホメオパシー)

 

最近は日本でも同じ名前で発売されている対インフルエンザ薬です。箱の中には細粒が入った6本の小さなボトルがありますので、1本を取り出し、そのまま口に 入れる形で服用します。甘い味をしていますので、小児も(2歳以上)問題なく服用できます。

 

インフルエンザが流行する時期に週に1本服用することで予防し ますが、それでもインフルエンザにかかった場合は6時間ごとに1本服用すると、罹患期間が多少短くなります。 (http://www.suppleclub.com/main/shouhin/222000.html)注意:スペインでは、タミフルは超劇薬指定 となっており、普通のインフルエンザには処方されません。

 

◆風邪・インフルエンザ予防サプリ:IMMUNILFLOR CAPSULAS

 

冬の間、風邪やその他の病気に感染しないよう免疫力を増強させるサプリメントで、8歳から服用可能。毎日1錠、空腹時に熱い飲み物を避けて服用します。カプ セルにはエキナセア、ビタミンC 60mg. 亜鉛、胃腸を護る乳酸菌20億種類などが含まれ、風邪やインフルエンザを跳ね付けます。グルテン、砂糖、人工甘味料、人工保存料は含まれません。妊娠中や 授乳中は服用を控え、免疫系の持病をお持ちの方は服用前に医師に相談してください。3歳からの幼児、小児にはIMMUNILFLOR JARABE(シロップタイプ)があります。

 

◆総合感冒薬:FRENADOL COMPLEX
  (処方箋不要。日本のタイレノールと同じです)

 

主な成分はパラセタモールとビタミンC。内容物は日本のタイレノールとほぼ同じです。カフェインもごく少量含まれているので、胃が荒れている場合は服用 を慎重にすることをお勧めします。カプセル(1日3回、1~2カプセル)と、粉薬タイプがあります。スペインでは粉薬の多くは普通、コップの水に溶かして飲み薬にしてから服用し、直接粉薬を口の中には入れませんの でご注意下さい。インフルエンザ、風邪の諸症状(痛み、熱、咳、鼻づまり)によく効きます。

 

6~12歳:1袋の半量を水(またはお湯)に溶かして6~8時 間おき。(医師と相談してからの服用をお勧めします)大人:1袋を水またはお湯に溶かして6~8時間おきに服用。1日の服用量は3~4袋。注意:連続服用 は5日までとし、回復しないようなら医師に相談のこと。肝臓、喘息、呼吸不全を患っている人、6歳未満は服用できません。妊婦は医師に相談のこと。眠くな りますので運転前や注意力を要する仕事の前には服用を控えて下さい。呼吸不全、喘息患者は服用できません。

 

◆ 総合感冒薬: ASPIRINA COMPLEX 
(処 方箋不要。日本のバファリンと同じお薬です。)
血液をさらさらにするお薬を服用されているかたは飲まないでください。
バファリンでアレルギーを発症した方は飲まないください

 

バイエル社のアスピリンは、日本のバファリンと同じ薬品で、主な成分はアセチルサリチル酸。熱と痛みを 伴う風邪やインフルエンザの症状によく効くポピュラーな常備薬です。水に溶かしてから食後に服用します。12歳~大人:1袋を6~8時間毎に服用(1日の 服用限度量は4袋)注意:連続服用には最低6時間は空けること。3~5日経っても熱が下がらない場合、症状が悪化した場合、その他異常が発生したら服用を 中止して医師の診断を受けて下さい。

 

12歳未満の子供は服用できません。副作用として、血圧上昇(1袋につきナトリウム含有量は468mg)、心拍数の増 加、不快感、眠気を誘うことがあります。これらの症状が見られたらご注意ください。高血圧症、甲状腺疾患、胃腸疾患、心臓病、動脈系疾患、肝臓・腎臓疾 患、喘息、泌尿器疾患、血液凝固関連患者、パーキンソン氏病や精神安定剤(IMAO)を服用している患者は服用できません。

 

糖尿病、高眼圧の人、睾丸疾 患、心臓弁疾患、肺疾患、呼吸器疾患、貧血、抗ヒスタミン剤や鎮痛剤に異常反応をする人、高齢者と妊婦は服用前に医師に相談してください。他の薬品との併 用も医師または薬剤師に相談してください。サリチル酸(バファリン)にアレルギーをお持ちの方が服用すると重篤なぜんそく症状をきたす可能性がありますの でご注意ください。日本語の説明サイトはこちらから。http://www.qlife.jp/meds/rx13775.html

 
◆ 総合感冒薬:ASPIRINA C
血液をさらさらにするお薬を服用されているかたは飲まないでください。
​バファリンでアレルギーを発症した方は飲まないください

 

(処方箋不要。日本のバファリンと同じお薬です)上記と同様、バイエル社のアスピリンです。こちらの方が上記より少し弱めで、ビタミンCを多く含んでいま す。錠剤ですがやはり水(コップ半量)に溶かしてから服用します。主な成分は、鎮痛効果のある非ピリン系アセチルサリチル酸。

 

風邪やインフルエンザによる 痛みと熱に効きます。4歳~6歳:半錠を1日に3~4回。6歳~12歳:半錠~1錠を1日に3~4回。大人:1~2錠を1日に3~4回。注意:胃腸に疾患 のある人、サリチルアレルギー患者、血液凝固関連患者、肝・腎不全患者は服用できません。

 

小児と妊婦は医師の指示に従って下さい。なお、ごく希に存在する Reye 病患者にとって、アセチルセリチル酸は劇薬になります。その為、未成年には服用させる前に必ず医師に相談してください。小児用アスピリンもありますが、 2003年春以来、処方箋を要する薬品に指定されていますのでご注意下さい(同様の理由で小児用バファリンにも服用の際ご注意下さい)。他の薬品との併用 も医師または薬剤師に相談してください。

 

◆ 結膜炎:OFTALMOWELL / TOBRADEX

 

(点眼用抗生物質)目にばい菌が入って炎症を起こした場合によく効く目薬のひとつです。点眼の前に、ガーゼに Suero Fisiologico Isotonico (人工体液)を含ませて目を清浄してください。

​こちらは抗生物質点眼薬ですので、場合によっては医師の処方箋を必要とします。

 

スエロ・フィシ オロヒコが無い場合、スペインでは Te Manzanilla の名前で売られているカモミール茶を冷やしたものでも結構です。点眼に際しては、ばい菌が入った目だけでなく、両目に1~2滴を1日に2~4回さします。 注意:点眼時に容器が目に触れないようご注意ください。結核、ペルペス(疱疹)、水疱瘡、天然痘患者は使用できません。

アレルギー性結膜炎(目のかゆみ):ZADITEN

 (点眼用抗アレルギー剤。処方箋不要)

 

主成分はケトチフェンで、日本でも 「ケトチフェン点眼液」 という名称で販売されています。ご希望の方はこちらの説明文をご参照ください。妊娠や授乳には影響ありませんが、他の目薬と併用される方は、ふたつの点眼薬の間隔を5分以上あけてください。また、抗うつ剤や抗不安症のお薬、不眠症の薬、抗ヒスタミン剤などを服用中の方は、点眼前に医師にご相談ください。この点眼薬には少量の塩化ベンザルコニウムが含まれているため、コンタクトレンズを装着したまま点眼するとレンズがこの物質を吸収して着色する可能性があります。

点眼時はコンタクトレンズをはずし、点眼後15分待ってから装着してください。

3歳以上から: 1日2回(12時間ごとに1滴)

点眼前に手を洗い、容器の突端を触らないようにしてください。

◆人口涙液(保湿用目薬)SYSTANE COMPLETE /

    アレルギー用ヒアルロン酸入り人口涙液:HILO-DUAL

ドライアイや疲れ目に、SYSTANE Completeは目を保湿して潤します。コンタクトをご利用の方、目を酷使している方はなるべく頻繁に目を保湿し、レンズによる角膜の傷や、乾燥による視覚障害を予防してください。

アレルギー性結膜炎で目がかゆい方は、HILO-DUALが医師より推奨されています。目の痒いシーズンは1日5-6回点眼し、症状が軽いときでも3回は点眼して症状の緩和を試みてください。

 

◆ ビタミン剤(大人):REDOXON

 

スペインでも多種多様なビタミン剤が出回っています。上記はいずれもビタミンCを多めに含んでいますので風邪の予防に役立ちます。他にもジンセンを含んだ 疲労回復向きや、鉄分補給向きなどがあります。①はビタミンCのみの錠剤ですが、そのまま口に入れるのではなく、コップの水に溶かして飲みます。噛み下す ラムネ菓子タイプ、レモン味などもあります。注意:24時間効きますので1日の服用は1回ひとつが基本です。服用過多の場合、胆石ができる原因となった り、下痢を引き起こしたりする場合があります。痛風患者は服用にご注意下さい。

 

◆ ビタミン剤(小児)①PROTOVIT ②JELLY KIDS ③MULTICENTRUM JUNIOR

 

小さな赤ちゃんでも服用できるビタミン剤です。①は全般的なビタミン補給。6歳までの小児には1日1回6滴、7歳~大人は1日1回10滴を飲み物や食品に 混ぜたり、あるいは直接摂取して服用します。②は食欲を増進させるロイヤルゼリーを含んだビタミン補給剤です。朝食前の空腹時に、よく振ってから10ml 服用します。③は小学生以上を対象にした、ビタミン12種類とミネラル10種類を補給するもの。ピンクのラムネ菓子タイプで、ラズベリー+レモンの味。1 日1個を噛み下して服用します。

 

◆ 神経痛:ALANERV

 

主成分のアルファ・リポ酸は、人の内臓が産出するビタミンに類似した物質で、多くの食品にも含まれています。また、酸化を防ぐ力が 強い抗酸化物質であるため、人体組織の機能を保護し、老化や病気を防ぎます。この薬はフリーラジカルの増加による酸化ストレス状況を補助し、神経システム の機能補正を促します。(坐骨神経痛などの緩和に良く効きます) 1日1錠、もっとも多い食事量の時に服用してください。

関節痛・冷湿布:FLOGOPROFEN, VOLTADOR, IBUDOL

実はスペインでは、患部の冷却や加熱に湿布はあまり利用されません。おそらく白人種の肌がデリケートで、湿布で皮膚炎を引き起こすことがあるからだと思いますが、日本人が通常、消炎湿布などを貼る場合、こちらでは消炎ジェルを塗布します。上記はふたつともそのタイプですので、腰痛や関節痛など炎症系のいたみにはこれらをお試しください。

​実際の冷却と過熱には、薬局や雑貨店で売られているジェルの入った袋を、レンジで加熱したり冷蔵庫で冷やして患部に当てることになります。

◆ アトピー肌用保湿クリーム

スペインで小児科医や皮膚科医がアトピー性の肌(かなりの乾燥肌)の患者さんによく処方される保湿クリームは以下の通りです。この他にもたくさんありますが、各人によって肌に合うものと合わないものがありますので、最初はサンプル (Muestra) をもらって使ってみてください。同じメーカーでシャンプーやローションもあります。

ー Leti AT4  シリーズ

ー ISDIN Nutratopic  シリーズ

ー STELATOPICA  シリーズ

ー LIPIKAR  シリーズ

ー PHYSIOGEL  シリーズ

◆うがい薬:BETADINE BUCAL (日本のイソジンうがい薬と同じものです)
 

①は日本のイソジンと同様のうがい薬で、主な成分はヨード。水で薄めてうがいします。スペインの風邪は喉から始まることが多く、引いたような気がする時に即 これでうがいをすると、よく効きます。うがい用は緑のビン、同名の薬品でも黄色いビンは外傷用です。

 

◆ フッ素混合歯磨き粉:FLUOR KIN pasta dentífica

 

子供用はいちご味しかありませんが、ミント味の大人用もあります。このシリーズには歯磨き粉の他に、虫歯予防液(FLUOR KIN SEMANAL)もあります。これは5歳以上の子供向きで週に1度、就寝前の歯磨き後に10~15mlを口内だけ(喉には回さない)でグチュグチュと清浄 することによって歯にフッ素をつけ、虫歯を予防したり、また既にある虫歯の悪化を防ぎます。清浄後は15分以上経つまで、飲食や歯磨きを控えて下さい。類 似の用途で滴薬もあります。全て薬局で購入できます。

 

◆火傷: SILVEDERMA / FURACIN

 

Silvederma : 熱いものや火に触れてやけどした時、冷水で冷やしてから1日2回患部に塗ると、普通なら水疱ができるはずの火傷でも、水疱ができずにそのままきれいに治っていきます。

Furacin : 地面などの強い摩擦を起こして発生した傷ややけどに適している抗生物質クリームです。よく患部を洗ってから1日2回塗布します。どちらかというと、塗るというより幹部にたっぷりとクリームを乗せてガーゼで覆い、テープで固定する感じにします。

 

どちらも、ひどい火傷を負ってしまった場合は必ず冷やし、すぐ通院してください。バルセロナで火傷治療を一手に引き受けているのは 公立のバジェ・デブロン大学病院Hospital Universitari Vall d’Hebron (93 489 30 00)です。タクシーで病院名と、緊急外来(Urgencias / ウルヘンシアス)と伝えれば到着できます

https://hospital.vallhebron.com/en/healthcare/diseases/critical-burns 

 
◆ にきび:ZINERYT POLVO

 

山之内製薬のにきび薬で、処方箋なしでこちらの薬局で購入できます。購入した箱の中には小さめのプラスチックボトルが2本入っています。1本に は粉薬、もう1本には水薬が入っていて、これを合わせて初めて薬になります。やり方は説明書にもイラストで説明されてあるので問題なく調合できます。水薬 と粉薬を合わせたら、1分間よく振って混ぜ合わせ、キャップを取り付けて、清浄した患部に塗布します。使用期間は5週間までとなっています。

 

かなりひどい にきび肌の場合は、これと併用して抗生物質を服用すると更に効果的ですが、抗生物質の処方箋を受けるには皮膚科に行かなければなりません。にきび肌に良い 洗顔料も薬局にあります。EAU THERMALE AVENE (GEL LIMPIADOR SIN JABON フランス製)や、LUTSINE BACTOPUR などがお勧めです。

なお、現在は重症のニキビ治療にはホルモン治療が実施されています。こちらは皮膚科できちんとした指示と説明を受けてから実施してください。

 

◆ 下痢:①SUERORAL ②BIORALSUERO

 

下痢を止めてしまう薬もありますが、下痢はなるべく止めないのが多くの医師の処置です。食餌療法と水分補給につとめ、便に血液や 粘液などが混じっていたら医師に相談することをお勧めします。水分補給に適した飲み物が上記2点です。

 

①は粉薬(1リットルの水に溶かしてジュースをつく り飲用)タイプと、ブリックパックタイプがあります。

 

②は、中身は①と同じなのですがブリックパックでオレンジやイチゴ味などがあり、専用の整腸剤が1袋ついています。この整腸剤を水分補給飲料に含めて飲むことができます。なお、下痢の時の食事はお米、パスタ、鶏胸肉、白身魚、じゃがいも、にんじん、ヨーグルト、りんご、バナナです。ヨーグ ルト以外の乳製品は全て避け、野菜や豆類を摂取しないようにし、ソース類や揚げ物、腸詰類、チョコレート菓子、味の濃い食事も避けてください。詳しくはこちらをご参照ください。

 

◆ 生理食塩水(人口体液):SUERO FISIOLOGICO

 

いわゆる塩水です。鼻づまりの鼻腔に注入すると鼻づまりが解消されたり、結膜炎の時の目やにをふき取る時にガーゼにつけたり、怪我 の消毒に消毒液の代わりに使ったりと、様々な時に活躍します。薬品ではありませんので、とくに取り扱いに注意するものでもありません。ドクターから「これ はスエロで清浄して・・」と指導されることもよくありますので、ぜひ常備したいもののひとつです。薬局で購入します。

 
◆温湿布:HANSAPLAST (parche termico)

 

日本でもよくあるタイプの温めるための湿布です。大きいサイズと小さいサイズがあり、1箱2枚入りで約10ユーロです。

 
◆ 外傷用消毒薬:CRISTALMINA PLUS

 

いわゆるマキロンです。スプレー式ボトルなので、清浄した外傷に吹きかけて消毒します。この薬品は目に入ると結膜に炎症を起こす可能性がありま す。また、耳には適用しないでください。この薬品が服に着いた場合は漂白剤を使わず、過ホウサンナトリウムを主体とする家庭用洗剤で洗濯してください。酸 や鉱物性物質、ヨード、陰イオン系石鹸を適用した後の傷口には使わないでください。

 
◆ 口内炎:DENTIMELO ORAL

 

口腔外科医に直接問い合わせて紹介された商品です。ヒアルロン 酸をベースにしており、液体のものはうがい時に水に溶かして口内清浄として用い、クリームやジェルタイプのものは、口内炎や歯肉炎の患部に綿棒などを用い て塗布します。アフタの治療の場合は1日2回、7日間実施とのことです。

◆軽い不眠:AQUILEA, Flavia Nocta, ONIRIA

 

夜、熟睡できない方や更年期による軽い不眠症の解消に、メラトニンのサプリは沢山販売されています。しかしこれでもあまり眠れない方は、一度これらをお試しください。就寝の1時間前に1錠服用します。

 

 

◆不眠、軽い不安症、ストレス:TRIPTÓNANO / TRIPTOMAX

 

夜、熟睡できない方や更年期による軽い不眠症の解消、また気分を少し前向きにしてくれる蛋白質構成アミノ酸を主体としたサプリです。即効性はないので2週間以上続けて服用し、変化を観察してみてください。多くのメーカーが製造していますが、約10€前後で購入できます。 TRIPTOMAX はもうすこし効き目が強いものですが、成分は同じでメラトニンとセラトニンの分泌を促すサプリです。

妊娠中の方、抗うつ剤を服用している方、小児、腎不全を患っているかたは服用しないでください。

 

◆ 蚊よけ:Mosi-Guard Naturalhttp://www.mosi-guard.com/

 

自然素材を利用して作られた蚊よけ商品ですので、どれも3カ月の赤ちゃんから利用できますが、 スプレータイプはできれば赤ちゃんには避けてください。一度適用したら、どの商品もおおむね10時間有効です。スティックタイプ、スプレータイプ、クリー ムタイプ、ロールオンタイプがあります。10ユーロから。

 

◆ 蚊よけスプレー GOIBIhttp://www.goibiantimosquitos.com/web/goibi_antimosquitos/

 

上記とは別会社 の蚊よけスプレーで、適用後6時間から8時間有効です。紫色の大人用、緑色の2歳から使えるファミリータイプ、ピンク色の1歳から使える小児用、そして敏 感肌の方用に服の上に張る絆創膏タイプがあります。薬局では通常大人用しか置いていないことが多いので、その他の種類をご希望の方は注文して入手してくだ さい。

 

◆ 蚊取り線香 MOSQUITO COILS

 

実はスペインでも蚊取り線香は健在。日本と全く同じ緑色のコイルが主流です。アウトドアを趣味とする人向けに売られているので、キャンプ用品売り場などで見かけます。室内用の、コンセントに差し込む電気タイプもかなり多く出回っており、赤ちゃん用も売られています。赤ちゃん向けはベビー用品売り場で、通常タイプはスーパーマーケットで見かけます。

 

ご存知の通り、薬品は毎日のように研究開発され、新薬が登場しますが、ここにご案内した薬品は、新薬というより常備薬として昔からスペインの家庭内で愛用されてきた薬品ばかりです。ただ、薬の効果や副作用には個人差があり、なかなか効かない人もあれば、同じ量でも相当強く効く体質の人もいますので、各自調節 してください。

 

どの薬にも注意書きには、成分に対してアレルギーがないか、心臓病やその他重要な病気を患っている場合は医師に相談するように、またサッカリンを含む薬が多い為、糖尿病患者は注意するように、などといった内容が必ず書かれています。持病をお持ちの方は特にご注意ください。説明書の注意事項について全訳をご希 望の方は別途ご連絡ください。

 

なお、シロップの量で、5mlはティースプーン1杯に相当しますので、ミニ計量カップが無い場合はこれを目安にしてください。服用過多による薬物中毒になった場合の相談は 91-562-0420 で受け付けています。

 

スペインでは子供の予防接種に、日本には義務化されていないB型肝炎と髄膜炎2種があります。また、肺炎球菌ワクチンも接種が勧められています。義務化され た予防接種は基本的にカタルーニャ州に居住する子供には必要とされていますので、小児科医にかかって受けて下さい。この件に関する情報も、必要でしたら提 供しますのでお問い合わせ下さい。

 

医療通訳 日本語⇔スペイン語 / Intérprete Español-Japonés: especialidad en medicina

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