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急性胃腸炎(嘔吐・下痢症)の時の対処

 

子供でも大人でも、急性胃腸炎を患った時の症状は、嘔吐、下痢、発熱、腹痛です。

 

発熱や腹痛がある場合、大人はParacetamol を服用し、子供はApiretalを服用します。IbuprofenやDalsyには胃を荒らす成分があるからです。ただし、それでも腹痛が引かない場合は医師にかかって胃痙攣止めのお薬を処方してもらってください。

 

下痢によって水分が失われているので、排便があるたびに、同じ量の水分を飲ませて補てんしなければなりません。水分補給に最も良いものは、薬局に売られているOralsueroという飲み物で、1袋を1リットルの水に溶かして飲みます。これは口から飲む点滴で最も有効ですが、あまり美味しくないのが難点。どうしても飲んでくれない場合は、水か、スポーツ飲料を準備して、スプーンひと匙を1~5分おきに口に含ませてください。(一気に飲むとと逆に吐いたりします) 市販のジュースなどは非常に糖分が多いので避けたほうが無難です。

 

子供でも摂取できる整腸剤があります。Casenbioticといいます。1袋を1日1回、食事や飲み物に混ぜて服用させてみてください。これだけで下痢が止まることもあります。

 

お食事は以下のものを少しずつ与えてください。食欲がなくても水分を摂っていれば問題ありません。

 

食べて良いもの:

お米(おかゆ、ご飯) トースト、じゃがいも、にんじん、リンゴ、バナナ、パスタ、牛肉、羊肉、チキン、白身魚(すべて蒸す、ゆでる、焼く)、だしスープ、ジャム、少しのバター、加工ハム、フランクフルト、よく火を通した卵

 

食べてはいけないもの:

菓子パン、クロワッサン類、揚げ物、チョコレート菓子、飴類、野菜、果物、豆類、麦入りパン、チーズ、乳製品、腸詰類

 

牛乳やヨーグルトなどを、お子さんがどうしても欲しがる場合は、可能なら乳糖無しのもの(Sin Lactosa)を与えたいのですが、無理な場合は普通のものを少しずつ与えてみてください。

 

ただし、次の時には医師にかかってください。

  • 嘔吐が激しくなって水分も受け付けなくなってしまった

  • 何も摂取していないのに嘔吐したり、緑色のものを吐いた嘔吐物や便に血液やコーヒーの出がらしのような物がある

  • 意識がもうろうとしている

  • 排尿量がとても少ない

  • 目がくぼんでいる

  • 下痢をしても水分摂取ができない

医療通訳 日本語⇔スペイン語 / Intérprete Español-Japonés: especialidad en medicina

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